残置物がたくさんある家の特徴とその背景

こんにちは、不動産業を営む「ひたちハウス」です。空き家を買い取っていると、残置物が大量に残された家に出会うことがよくあります。今回は、残置物がたくさんある家の特徴や、そうなってしまう背景についてお話しします。


目次

【残置物が多い家の特徴】

1. ものが捨てられず溜まっている

  • 「いつか使うかもしれない」という思いから、不要なものでも処分できずに家に溜まってしまうことが多いです。
  • 家の中には古い家具や家電、書類や衣類などが山積みになっているケースが見られます。

2. 管理が行き届いていない

  • 残置物が多い家では、どこに何があるのか分からない状態になっていることが少なくありません。
  • 私自身、父の荷物の山を見て、「管理ができていない状況は悲しい」と感じることがあります。

3. 使われていないスペースが増える

  • 物が増えすぎることで、部屋や押入れ、さらには庭や倉庫までもが物置状態に。
  • こうなると、家全体が住みにくくなります。

4. 家が老朽化しやすい

  • 残置物が多いと掃除やメンテナンスが行き届かなくなり、家の劣化が進みやすいです。

【残置物が溜まる背景】

1. 物が貴重だった時代の価値観

  • 戦後の物資が不足していた時代を経験した世代の方々は、物を所有することに強い価値を感じることが多いです。
  • 「捨てること=もったいない」という感覚が根付いており、結果的に物を溜め込んでしまいます。

2. 片付ける時間や体力の不足

  • 年齢を重ねると、片付ける体力や時間が不足してしまい、結果的に物が溜まる一方になります。

3. 「財産」としての価値観

  • 私の父もそうですが、使わない物でも「これは財産だ」と思い込んでいるケースがあります。
  • 家族としては不思議に感じることもありますが、物への愛着や過去の思い出が背景にあるのかもしれません。

【残置物をそのままにするデメリット】

1. 空き家の価値が下がる

  • 残置物が多い家は、売却時や買取時にマイナス評価となることがあります。
  • 特に撤去や清掃にかかる費用が高額になることが多いです。

2. トラブルの原因になる

  • 残置物が原因で、害虫の発生やカビが広がることがあります。これが近隣トラブルに発展する場合も。

3. 処分コストが増える

  • 残置物が多ければ多いほど、片付けや処分にかかるコストも増加します。

【残置物を減らすために】

1. 早めに片付ける

  • 物が増えすぎる前に、定期的に片付けを行うことが大切です。
  • 家族と協力して少しずつでも整理していきましょう。

2. プロに依頼する

  • 残置物が多すぎる場合は、不用品回収業者整理整頓の専門家に依頼することも検討してみてください。

3. 価値観を尊重しつつ整理

  • 高齢のご家族が「捨てたくない」と感じる物もあるかもしれません。それらを尊重しつつ、話し合いながら整理を進めることが重要です。

【まとめ】

残置物が多い家は、空き家を買い取る際によく見られる現象です。物が溜まる背景には、価値観や過去の経験が深く関わっています。ただし、そのまま放置しておくと、物件価値の低下やトラブルの原因となることも。

「ひたちハウス」では、残置物のある物件でも買取や片付けのご相談を承っています。空き家や残置物についてお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)

ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。

ひたちハスウ代表石川実似顔絵
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