
【不動産の真実】売れる家・売れる場所・売れない家の決定的な違い

― なぜ同じ価格でも「すぐ売れる家」と「ずっと売れない家」があるのか?
不動産の売却相談を受けていると、必ずと言っていいほど聞かれる質問があります。
「この家、売れますか?」
「場所は悪くないと思うんですが…」
「相場より安いのに、なぜ売れないんでしょうか?」
結論から言います。
売れる家には理由があり、売れない家にも理由があります。
そしてその多くは「価格」ではありません。
この記事では、不動産の現場で数多くの売買を見てきた立場から、
- 売れる家とは何か
- 売れる場所とはどんな場所か
- 売れない家の共通点
- 「売れない家」を「売れる家」に変える考え方
を、包み隠さず解説します。
目次
1. 売れる家とは「誰かの生活が想像できる家」
まず大前提として、不動産は**モノではなく「生活の器」**です。
売れる家には、必ず次の特徴があります。
✔ 住んだ後の生活がイメージできる
買主は、家そのものよりも
- ここでどんな生活ができるか
- 家族でどう暮らせるか
- 毎日の動線はどうなるか
を無意識に考えています。
売れる家は、
「ここで暮らす自分」を想像しやすい。
逆に売れない家は、
「住んだ後の姿が全く浮かばない」。
これが最大の差です。
2. 売れる場所とは「便利な場所」ではない
よくある勘違いが、
「駅に近い=売れる」
「商業施設が近い=売れる」
という考えです。
確かに一因ではありますが、それだけではありません。
売れる場所の本質は「需要がある場所」
売れる場所とは、
- その地域に住みたい人が“今”存在する
- 将来的にも一定の需要が見込める
- ライフスタイルに合う人が明確
という場所です。
例:
- 郊外でも「子育て世帯が集まるエリア」
- 駅から遠くても「車社会で不便を感じない地域」
- 田舎でも「移住・二拠点生活の需要がある場所」
つまり
**売れるかどうかは、場所の良し悪しではなく「需要との一致」**なのです。
3. 売れない家の共通点は「理由が説明できない」
売れない家には、驚くほど共通点があります。
❌ 売主が「なぜ売れないのか」を理解していない
- 「昔は良い家だった」
- 「立派に建てた」
- 「お金をかけた」
これらは、残念ながら買主には関係ありません。
買主が見るのは、
- 今の状態
- これからかかるお金
- 生活のしやすさ
です。
❌ 売れない家に多い特徴
- 駐車場が使いにくい
- 道が狭く、車の出入りが大変
- 間取りが古く、使いづらい
- 管理されておらず、第一印象が悪い
- 「誰向けの家か」が分からない
特に致命的なのが、
ターゲットが不明確な家です。
4. 売れる家は「誰に売るか」が決まっている
不動産は、
万人に売ろうとすると、誰にも売れません。
売れる家は、必ずこう考えられています。
- 子育て世帯向け
- 単身者向け
- 高齢者向け
- DIY好き向け
- 投資家向け
この「誰に向けた家か」が明確なほど、売れるスピードは早くなります。
5. 売れない家は「値段を下げれば売れる」は嘘
これは不動産業界でもっとも多い誤解です。
「もう少し値段を下げれば売れると思います」
実際は、
売れない理由が価格以外にある場合、いくら下げても売れません。
例:
- 駐車場が根本的に使えない
- 再建築できない
- 需要がない立地
- 事故物件で説明不足
こうした問題は、価格では解決しません。
6. 売れる家に共通する「3つの視点」
① 第一印象が良い
人は家を見て最初の10秒で8割を判断します。
- 草が刈られているか
- ゴミが放置されていないか
- 外観が清潔か
これだけで、売れる・売れないは大きく変わります。
② 欠点が説明されている
売れる家は、欠点を隠しません。
- 「駐車場は狭いですが軽自動車なら問題ありません」
- 「築年数は古いですが、構造はしっかりしています」
説明されている欠点は、
欠点ではなく“条件”に変わります。
③ 買主の不安を先回りして潰している
売れる家は、
- 修繕費の目安
- 管理状況
- 近隣環境
が分かりやすく説明されています。
不安が少ない物件ほど、決断は早い。
7. 「売れない家」は本当に売れないのか?
答えはNOです。
売れない家の多くは、
- 売り方を間違えている
- 見せ方を間違えている
- 誰に売るかが間違っている
だけです。
売れない家を売れる家に変える方法
- 仲介ではなく買取に切り替える
- ターゲットを変える
- 用途を変える(住居→店舗・倉庫など)
- 現状売りに切り替える
この判断ができるかどうかで、結果は大きく変わります。
8. 不動産は「感情」ではなく「市場」で売る
思い出のある家ほど、売却は難しくなります。
- 「この家には価値があるはず」
- 「安く売りたくない」
その気持ちは当然です。
しかし市場は、感情では動きません。
市場が評価するのは、
- 需要
- 条件
- 将来性
です。
9. 売れる家・売れない家の最終的な違い
最後に、最も重要なことをお伝えします。
売れる家と売れない家の違いは、家ではありません。
違いは「判断の早さ」と「戦略」
- 早く現実を受け入れた家は売れる
- 状況に合わせて戦略を変えた家は売れる
- プロの意見を素直に聞いた家は売れる
逆に、
- 過去の価値に固執した家
- 「いつか売れる」と放置した家
- 判断を先延ばしにした家
は、どんどん売れにくくなります。
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10. まとめ|売れる家には必ず理由がある
✔ 売れる家は「生活が想像できる」
✔ 売れる場所は「需要と一致している」
✔ 売れない家は「売り方が間違っているだけ」
✔ 価格は最後の調整要素
✔ 戦略を変えれば結果は変わる
もし今、
- 家がなかなか売れない
- これから売却を考えている
- 自分の家が売れるか不安
という方は、
まず「売れる家の視点」で自分の不動産を見直すことが重要です。
不動産は、正しく見れば必ず出口があります。
この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)
ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。







