
【不動産プロが徹底解説】土地家屋調査士とは?役割・費用・依頼するメリットまでわかりやすく紹介!

不動産売買や相続、土地活用の手続きをしていると、必ずといっていいほど名前が登場する専門家——
それが**土地家屋調査士(とちかおくちょうさし)**です。
正直に言います。
不動産業界にいる自分でも最初はこう思ってました。
「司法書士?測量士?土地家屋調査士?名前似すぎ。誰が何する人?」
安心してください。みんな最初はそうです。
でも、土地家屋調査士は不動産取引に欠かせない“縁の下の力持ち”。
彼らがいないと、土地の売買は進みません。
いや、そもそも“どこからどこまでが自分の土地か”すらハッキリしません。
本記事ではプロ目線で、
✅土地家屋調査士の仕事
✅いつ必要になるのか
✅費用の目安
✅依頼するメリット
✅司法書士との違い
これらをわかりやすく、正直に解説します。
目次
✅土地家屋調査士とは?【簡単に言うと…】
土地家屋調査士は、
土地や建物の「形」や「境界」を調べて、法務局に登記する専門家
です。
例えば、
- 「ここからここまでがウチの土地です」
- 「この建物はここに建っています」
- 「この土地、何平方メートルです」
こういう位置と境界と形を証明する人。
地味?いやいや、これが超重要なんです。
境界があいまいなまま不動産を売るなんて、
料理のレシピを見ずにフグをさばくようなもの。
…事故ります。
✅土地家屋調査士の主な業務
◆1. 土地の境界を決める(境界確定)
「どこからどこまでが自分の土地か」を明確にします。
近隣の土地所有者とも協議し、立会いして、杭やプレートで境界を示します。
これがないとトラブルの原因になる代表例!
境界トラブルはご近所戦争の火種。
“塀が5cm越えてる”だけで数百万円の争いになることもザラです。
◆2. 測量(面積を測る)
国土調査済みでも、実際と違うことがあります。
昔の土地は、縄で測っていた時代のデータ…
そりゃズレます。
測量によって正しい面積を出します。
◆3. 建物表題登記
新築した時に「この建物がここにできました」と法務局に申請します。
家建てて登記しないと?
銀行ローン通りません。
税金関係もアウト。
つまり建ったけど存在しない家扱い。
◆4. 建物滅失登記(解体したとき)
建物を壊したら法務局に「消えました」と申請します。
滅失登記しないと?
- 固定資産税の対象に残る
- 売却時に面倒
- 相続で地雷
解体=終了じゃない。書類提出までが解体です。
✅司法書士との違いは?
| 仕事 | 土地家屋調査士 | 司法書士 |
|---|---|---|
| 主な役割 | 土地・建物の現況を調査・登記 | 所有権など権利の登記 |
| 内容 | 境界確認、測量、表題登記 | 名義変更、抵当権抹消 |
| 例 | 建物を新築したら登記 | 売買したら名義変更登記 |
ざっくり例えるなら…
- 土地家屋調査士=土地の“現場検証”をする人
- 司法書士=権利の“書類手続き”をする人
不動産の現場と法律の境界線を繋ぐ、名コンビです。
✅土地家屋調査士に依頼が必要になる場面
⬜ 建物を建てた(新築)
→ 表題登記
⬜ 建物を壊した
→ 滅失登記
⬜ 隣地との境界が不明
→ 境界確定
⬜ 土地を分ける(分筆)
→ 開発、相続、売却時に必要
⬜ 土地をまとめる(合筆)
→ まとまった土地として扱える
⬜ 境界杭が抜けた・分からない
→ 再設置
逆に不要なケースは?
- 境界明確&測量済み
- 過去に確定測量済
- 登記済みの表題変更が不要な場合
でも、売主としては測量してある方が高く売れます。
売主さん、ケチると損ですよ〜(本音)
✅費用の目安
依頼内容によりますが、ざっくりこんな感じ。
| 業務 | 費用の目安 |
|---|---|
| 建物表題登記 | 7〜12万円 |
| 建物滅失登記 | 3〜8万円 |
| 境界確定測量 | 30〜80万円 |
| 分筆登記(1筆) | 30〜60万円 |
※土地形状・面積・隣地数・資料状況で変動
山林・田舎の雑地・古い地籍→コスト上がりがち
「高い?」
いやいや、トラブルになった時のコストはその10倍。
境界は命。
✅土地家屋調査士に依頼するメリット
✅トラブル予防になる
土地問題はご近所仲裁なんて生易しいレベルじゃ済みません。
裁判・多額の賠償・売却不可、全部ありえます。
✅資産価値が上がる
境界がハッキリしてない土地=買い手の心理的ハードルMAX
価格も安く提示されがち。
測量済みの土地は強い。
数字より信頼。
✅売却がスムーズになる
「測量してから売ってください」
買主にこう言われること多いです。
✅土地家屋調査士を選ぶポイント
- 経験豊富
- 対応が早い
- 現場をよく見てくれる
- 近隣対応が丁寧
- 不動産・司法書士と連携がスムーズ
ぶっちゃけます。
土地家屋調査士の腕次第で隣地トラブルの発生率が激変します。
この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)
ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。

✅まとめ:土地家屋調査士は不動産取引の縁の下のヒーロー
土地家屋調査士とは?
土地・建物の境界や形を調査し、登記するプロ。
不動産の“現実世界”を法務局に反映させる専門家。
必要なとき
- 新築・解体
- 売買
- 相続
- 境界が不明な土地
メリット
- トラブル防止
- 資産価値アップ
- 取引がスムーズ
境界は、目に見えなくても財産の命綱です。
測量=お金じゃなくて、安心を買う行為。
✅当社でもご相談ください
「土地の境界が分からない」
「古い家を解体したが登記手続きは?」
「農地・山林・古家付き土地で困ってる」
そんな時はお気軽にどうぞ。
不動産・解体・残置物処理・境界相談、
すべてワンストップで対応します。
📞 TEL:0295-58-6268(不動産)
📞 買取・片付け:090-7939-6618
🌐 ひたちハウス:https://hitachihouse-24.com/
「話だけでもいいですか?」
もちろんOK。
むしろ、話だけで終わっても恨みません(笑)
この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)
ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。







