【不動産会社が解説】不動産営業マンの車選び|小さい軽自動車が最強な理由

目次

はじめに

不動産営業マンにとって、車は単なる移動手段ではなく仕事道具です。
お客様の物件案内、現地調査、契約後の立会いなど、日々の業務で車を使う機会は多く、車選び一つで業務効率や営業成績にまで影響が出ます。

特に地方や郊外の物件を扱う不動産会社では、「小さい軽自動車」こそ営業車の最適解だと断言できます。
この記事では、不動産営業マンが軽自動車を選ぶべき理由や、車種選びのポイントを徹底解説します。


1. 不動産営業マンの車に求められる条件

まず、不動産営業マンが車を選ぶ際には次の条件が重要です。

  • 狭い道や細い路地にも入れるサイズ
  • 維持費が安い
  • 小回りがきく
  • 燃費が良い
  • 十分な荷室スペース
  • 長時間運転でも疲れにくい

これらの条件を総合すると、軽自動車がもっともバランスが取れていると言えます。


2. 大きな車が不動産営業に向かない理由

2-1. 狭い道に入れない

不動産の現場は必ずしも広い道路沿いとは限りません。
旗竿地や農道沿い、住宅密集地など、車幅ギリギリの道も珍しくありません。
大きな車では現場まで行けず、結局手前で停めて歩くことになり、お客様に不便をかけることもあります。

2-2. 駐車スペースの制限

案内先の物件や現地調査の場所では、駐車場がない・極端に狭いケースがあります。
軽自動車なら最小限のスペースでも停められるため、駐車のストレスが激減します。

2-3. 維持費が高い

大きな車は自動車税・保険料・燃料費・タイヤ交換費用など、全てが高額です。
不動産営業マンは移動距離が多いため、この差が年間数十万円単位で効いてきます。


3. 小さい軽自動車のメリット

3-1. 小回りの良さ

軽自動車の最小回転半径は4.5m前後。
狭い路地やUターンもスムーズで、お客様を乗せた状態でも安心して運転できます。

3-2. 維持費の安さ

軽自動車税は年額10,800円(※2025年時点)。
燃費も20km/Lを超える車種が多く、営業車としての経済性は抜群です。

3-3. 狭小物件や農地物件の現地確認に最適

再建築不可物件や農地転用予定地など、一般車が入りづらい場所でも軽自動車なら入れることが多いです。
特に農道や林道は車幅制限がある場合もあり、軽自動車が強みを発揮します。

3-4. お客様からの安心感

大きなSUVや高級車は迫力がありますが、場合によっては「近寄りづらい」と感じられることもあります。
軽自動車なら親しみやすく、初対面でも柔らかい印象を与えられます。


4. 営業マンにおすすめの軽自動車タイプ

4-1. ハイトワゴンタイプ

例:ホンダN-BOX、スズキスペーシア、ダイハツタント
室内空間が広く、資料や工具を積んでも快適に乗車できます。

4-2. 商用バンタイプ

例:スズキエブリイ、ダイハツハイゼットカーゴ
荷物を多く積む現場作業や残置物撤去の立会いが多い方におすすめ。

4-3. 燃費重視タイプ

例:スズキアルト、ダイハツミライース
移動距離が長く、経費を極力抑えたい営業マンに最適。


5. 実際の不動産現場でのエピソード

私たちが取り扱ったある物件は、農道を通って奥にある旗竿地でした。
車幅1.9mのミニバンでは物理的に進入できず、近くの農家さんの土地を一時的に借りて駐車。
しかし軽トラックではすんなり到着でき、お客様からも「最初から軽で案内してくれたら良かった」と言われました。
こうした経験は地方の不動産会社では日常茶飯事です。


6. 車選びで注意すべきポイント

  1. 荷室サイズ:物件図面や測量機材、工具類を積めるか
  2. 燃費性能:リッターあたりの走行距離
  3. 安全装備:衝突軽減ブレーキやバックカメラは必須
  4. 維持費:税金、保険、燃料、メンテナンス
  5. 色や外観:会社イメージに合うか(派手すぎないカラーがおすすめ)

7. 大きな車を使うべきケースもある

  • VIP顧客の送迎
  • 大人数での物件案内
  • 大型資材や家具の運搬

このようなケースではミニバンやSUVが必要になることもありますが、日常の営業活動は軽自動車で十分です。


8. まとめ

不動産営業マンにとって車は商売道具であり、現場に行けなければ話になりません。
**小さい軽自動車は「狭い道に強い」「維持費が安い」「小回りが利く」**という三拍子が揃った最強の営業車です。

弊社では営業スタッフ全員が軽自動車を使用し、地方の山間部や狭小地もスムーズに案内できる体制を整えています。
もし不動産業を始める方や営業車の買い替えを検討している方がいれば、ぜひ一度「軽自動車営業」の快適さを体感してみてください。

この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)

ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。

ひたちハスウ代表石川実似顔絵
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