【不動産売却で失敗しないために】借地権付き物件の注意点と反省

不動産取引において、借地権付きの物件を扱う際には、特有の注意点があります。先日、実際に体験した失敗例を基に、皆さんが同じ過ちを繰り返さないよう、重要なポイントを解説します。


借地権付き物件の取引で起きた失敗例

ある日、「借地権付きの家を売りたい」という方から相談を受けました。事前に日程を調整し、現地訪問を計画。
登記簿や公図も準備し、価格交渉の結果、買取価格についても合意に至りました。

ところが、その後、地主さんの許可が下りないという連絡が入り、取引が白紙に戻ってしまいました。
私自身、事前に地主さんとの確認を怠ったことで、無駄な時間や費用をかけてしまう結果となりました。


借地権付き物件を売却する際の注意点

借地権付き物件は、通常の所有権物件とは異なるため、特有のプロセスや事前確認が必要です。

  1. 地主さんの許可が必要
    借地権付き物件を売却する場合、地主さんの許可が必要です。事前に売却の意向を伝え、同意を得ておくことが必須です。
  2. 契約内容の確認
    借地契約書を確認し、売却可能かどうか、どのような手続きが必要かを把握しておきましょう。
  3. 登記簿や公図の準備
    売却価格を算出する際に、正確な情報が必要です。ただし、これらの準備は地主さんの許可を得た後に行うと効率的です。
  4. 買主への説明義務
    借地権の制約や更新条件など、買主に正確な情報を伝える責任があります。

失敗を防ぐためのポイント

  1. 事前に地主さんと話を付ける
    • 地主さんの許可を得ることを最優先にし、同意が得られてから内見や価格交渉を進めましょう。
  2. 専門家に相談する
    • 土地家屋調査士や不動産の専門家に相談することで、契約内容や手続きの不備を防げます。
  3. タイムスケジュールの管理
    • 地主さんの同意が得られるまでの時間を考慮し、計画的に進めることが大切です。

今回の失敗から学んだこと

私が今回の経験から学んだことは、「確認を怠らないこと」の重要性です。登記簿や公図の準備、価格交渉などのプロセスを進める前に、まず地主さんとの話し合いを行っておくべきでした。


まとめ

借地権付き物件を売却する際には、地主さんとの関係性が取引の成否を左右します。事前に必要な手続きを確認し、無駄な時間や費用をかけずにスムーズな取引を進めるために、慎重に進めましょう。

借地権付き物件の売却に関するご相談は、ぜひ弊社にお任せください!
📞 0295-58-6268

経験を活かし、より良い取引をサポートいたします。

この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)

ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。

ひたちハスウ代表石川実似顔絵
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