【不動産屋が暴露】未登記建物を“逆に狙う”投資家の考え方

目次

なぜ敬遠される物件にプロ投資家が群がるのか?

「未登記建物はやめたほうがいいですよ」
「不動産屋に断られました」
「登記してからじゃないと売れません」

こう言われて、
未登記建物=ダメな物件
だと思い込んでいませんか?

結論から言います。

👉 未登記建物は“分かっている投資家”にとっては宝の山です
👉 だからこそ、一般市場に出てこない

この記事では、不動産屋の立場から
未登記建物をあえて狙う投資家の思考回路
オブラートなしで解説します。


前提:未登記建物は「嫌われ者」

まず現実を整理します。

未登記建物は、

  • 一般の買主が買えない
  • 住宅ローンが使えない
  • 不動産屋が嫌がる
  • 説明が面倒
  • トラブルが怖い

つまり、

👉 市場から弾かれやすい

この時点で、
投資家のアンテナは立ちます。


投資家が考えるのは「好き嫌い」ではなく「歪み」

一般の人はこう考えます。

・未登記=不安
・未登記=面倒
・未登記=怖い

一方、投資家はこう考えます。

・なぜ嫌われている?
・なぜ価格が下がっている?
・それは“本質的な欠陥”か?

この思考の差が、
利益を生みます。


未登記建物を狙う投資家の本音【8つ】

① 競争相手が一気に減る

未登記建物が出た瞬間、

  • 一般個人 → 脱落
  • ローン客 → 脱落
  • 新築系不動産屋 → 撤退

残るのは、

  • 現金投資家
  • 買取業者
  • 地方慣れしたプレイヤー

👉 競争率が一気に下がる

これだけで、
価格は下がります。


② 「価格が安い理由」が明確

投資家が一番嫌うのは、

  • 何が原因か分からない安さ

未登記建物の場合、

  • ローン不可
  • 手続きが面倒
  • 知識が必要

👉 理由がハッキリしている

つまり、

「直せば・処理すれば終わる問題」

と判断できる。


③ 登記は“後から”でいい

投資家はこう考えます。

  • 買う前に登記? → 不要
  • 売る直前に登記? → OK
  • 使わないなら? → 登記しない

登記は目的ではなく、
出口戦略のための手段です。

だから、

  • 買うときは未登記
  • 高く売るときだけ登記

この順番が合理的。


④ 市役所手続きで“実務上は完成”する

未登記建物でも、

  • 市役所の固定資産税課に
  • 未登記建物所有者変更届

を出せば、

  • 税金名義
  • 行政上の所有者

は変更できます。

投資家からすると、

👉 運用するには十分


⑤ そもそも出口は「一般個人」ではない

未登記建物を狙う投資家は、

  • マイホーム客に売らない
  • ローン前提で考えない

出口は、

  • 賃貸
  • 再買取
  • 業者売却
  • 現状渡し

👉 最初から“登記不要ルート”を想定

だから成立します。


⑥ 利回り重視なら未登記は有利

例えば、

  • 物件価格50万円
  • 修繕50万円
  • 合計100万円
  • 家賃5万円

年間家賃60万円
利回り60%

ここで、

  • 登記費用20万円

正直、
やらなくても回る

投資家は、

👉 「利益を生まない費用」を嫌います。


⑦ トラブルは“織り込み済み”

未登記建物には、

  • 増築未登記
  • 境界曖昧
  • 図面なし

こうした問題が
ほぼ必ずあります。

投資家は、

  • 想定内
  • 価格に反映
  • 後で対処

という考え方です。


⑧ 一番の狙い目は「相続×未登記」

プロが一番好きなのは、

  • 相続した空き家
  • 未登記建物
  • 管理できない
  • 早く手放したい

売主心理は、

「もういいから早く終わらせたい」

👉 価格交渉が成立しやすい


未登記建物を狙う投資家のチェックポイント

投資家は、
闇雲に買っていません。

最低限、ここを見ます。

  • 固定資産税が課税されているか
  • 建物の実在が確認できるか
  • 再建築不可かどうか
  • 修繕で使えるか
  • 将来登記できる余地があるか

逆に言うと、
これが分からない人は手を出しません。


なぜ一般の人は真似しない方がいいのか

ここは正直に言います。

未登記建物投資は、

  • 知識が必要
  • 現金が必要
  • 交渉力が必要
  • トラブル耐性が必要

👉 向き・不向きがハッキリ分かれます

「何となく安いから」
で手を出すと、
痛い目を見ます。


不動産屋としての本音

オブラートなしで言います。

  • 未登記建物は“欠陥”ではない
  • 知識の壁で値段が下がっているだけ
  • その壁を越えられる人が利益を取る

だから、

👉 嫌われる
👉 断られる
👉 市場に出にくい

その分、
チャンスが残るのです。


まとめ|未登記建物は「分かる人だけが得をする市場」

最後に整理します。

投資家が未登記建物を狙う理由

  • 競争が少ない
  • 価格が安い
  • 問題点が明確
  • 登記は後回しでOK
  • 出口が限定されている
  • 利回りが出やすい

重要な真実

  • 未登記=ダメ物件ではない
  • 知識不足が価格を下げている
  • 投資家はそこを狙う

未登記建物は、
**嫌われ者であり、同時に“狙い目”**です。

そして最後に一言。

「未登記だから売れない」
これは素人の発想です。

この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)

ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。

ひたちハスウ代表石川実似顔絵
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