【不動産屋の本音】未登記建物を嫌がる理由|断られる“本当の原因”を正直に全部書きます

「未登記建物だと不動産屋に断られました」
「話をした瞬間にトーンが下がった」
「調べますと言われたまま連絡が来ない」

――これ、よくある話です。
そしてハッキリ言います。

👉 未登記建物そのものが問題なのではありません
👉 “面倒・儲からない・責任が重い”と判断されると嫌がられます

この記事では、不動産屋の立場から
なぜ未登記建物を嫌がるのか
なぜ断られるのか
どんな不動産屋なら扱えるのか

その“裏側の本音”を、遠慮なく全部書きます。


目次

そもそも前提として知ってほしいこと

まず大前提です。

  • 未登記建物=違法 → ❌
  • 未登記建物=売れない → ❌

どちらも間違いです。

未登記建物は
✔ 地方では珍しくない
✔ 市役所も把握している
✔ 売買も普通に行われている

にもかかわらず、
なぜ嫌がられるのか?

答えはシンプルです。

👉 **「不動産屋側の都合」**です。


未登記建物を嫌がる不動産屋の本音【7つ】

① 住宅ローンが使えない=客にならない

多くの不動産屋は、

  • 一般個人向け
  • マイホーム購入層
  • 住宅ローン前提

このビジネスモデルです。

未登記建物は、

  • 登記移転できない
  • 抵当権が付けられない
  • 銀行評価ができない

👉 =住宅ローン不可

つまり不動産屋からすると、

「そもそも買えるお客さんがいない」

これだけで
扱う価値が一気に下がります。


② 説明が面倒・クレームになりやすい

未登記建物は、
説明すべきことが多すぎます。

  • 未登記とは何か
  • なぜ登記されていないのか
  • 将来登記できるのか
  • ローンは使えるのか
  • 固定資産税はどうなるのか

正直に言います。

👉 説明コストが高い割に儲からない

しかも後で、

「そんな話聞いていない」
「登記されていると思っていた」

と揉めるリスクも高い。

結果、
最初から避ける不動産屋が増えます。


③ 契約書が難しく、ミス=即トラブル

未登記建物を扱う場合、

  • 契約書の文言
  • 特約条項
  • 責任の所在

これを正確に書けないとアウトです。

特に怖いのが、

  • 建物を売ったつもりが
    「土地だけ売った」と解釈される
  • 登記移転できないことを
    明記していない

こうなると、
損害賠償レベルのトラブルになります。

👉 経験がない不動産屋ほど、避けます。


④ 売値が安く、仲介手数料も安い

未登記建物が絡む物件は、

  • 古家
  • 空き家
  • 再建築不可
  • 山付き・畑付き

こういうケースがほとんどです。

売買価格は、

  • 0円〜200万円
  • 高くても300万円前後

仲介手数料は、

  • 数万円〜十数万円

正直、不動産屋からすると、

👉 時間とリスクに見合わない

という判断になります。


⑤ 測量・境界・増築…地雷が多い

未登記建物がある物件は、
だいたい他にも問題を抱えています。

  • 増築未登記
  • 境界不明
  • 越境
  • 道路関係がグレー
  • 再建築不可

不動産屋は
これを瞬時に察知します。

「あ、これは沼だな」

そう思った瞬間、
フェードアウトします。


⑥ 買取できない・責任だけ重い

仲介ならまだしも、
自社で買取となると話は別です。

  • 再販しづらい
  • ローンが使えない
  • 登記コストがかかる

しかも、

  • 何かあれば全部自己責任

👉 リスクだけ高い

だから多くの会社は、

「未登記は扱っていません」

と一律で断ります。


⑦ 単純に「経験がない」

これが一番の本音かもしれません。

  • 未登記建物を扱ったことがない
  • 市役所手続きを知らない
  • 契約書の書き方が分からない

だから、

「うちは難しいですね…」

となります。

これは悪意ではなく、
怖いからやらないだけです。


じゃあ、どんな不動産屋なら扱えるのか?

答えは明確です。

未登記建物を扱える不動産屋の特徴

  • 地方の不動産屋
  • 買取をやっている
  • 空き家・古家が得意
  • 投資家・業者客を持っている
  • 市役所手続きに慣れている

逆に、

  • 新築中心
  • 分譲マンション中心
  • ローン前提営業

こういう不動産屋は、
ほぼ確実に嫌がります。


「未登記だから断られた」は気にしなくていい

ここ、強く言います。

❌ 物件がダメ
❌ 違法だから

ではありません。

その不動産屋の守備範囲外

それだけです。


不動産屋として正直なアドバイス

オブラートなしで言います。

  • 未登記を隠すのは最悪
  • 最初から「未登記です」と言う
  • 売り方を間違えない
  • 不動産屋選びが9割

未登記建物は、
扱える人にとっては普通の案件です。


まとめ|未登記建物を嫌がるのは「物件」ではなく「都合」

最後に整理します。

未登記建物を嫌がる理由

  • ローン不可
  • 説明が面倒
  • トラブルリスク高
  • 手数料が安い
  • 地雷が多い
  • 買取しづらい
  • 経験不足

重要な事実

  • 未登記=売れない、は嘘
  • 不動産屋によって評価は180度違う
  • 「誰に相談するか」で結果が決まる

もし今、

「未登記だから無理です」

と言われたなら、
それはあなたの物件の問題ではありません。

👉 相談先を変えればいいだけです。

この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)

ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。

ひたちハスウ代表石川実似顔絵
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