
【保存版】建物登記にかかる費用はいくら?

〜家を建てた人、相続した人、古家を購入した人…全員必読〜
家を持つと避けられないのが「登記」。
でも実際は、
- そもそも登記って何?
- いくらかかるの?
- 自分でできるの?
- 司法書士に頼むといくら?
- 放置したらどうなるの?
こんな疑問だらけですよね。
そして多くの人がこう思っています:
「なんで家を建てたのにまだお金かかるの?」
…めちゃくちゃ分かります(笑)
建築費以外にも税金・登記費用・火災保険など、家って本当にお金がかかる。
この記事では、登記費用を“現場のプロ目線”で、誤魔化さず・分かりやすく・正直に解説します。
不動産屋だからこそ言える話も入っています。
ぜひ最後まで読んでください。
目次
◆ 建物登記とは?【まずは超簡単に】
✅ 建物登記とは
建てた家を法務局に「私の家です」と公式登録する手続きです。
これをしないと、世の中から見たら、
その家は“存在しない”ことになってます。
✅ 登記の種類は2つ
| 登記の種類 | 内容 | タイミング | 担当業者の例 |
|---|---|---|---|
| ① 表題登記 | 家の物理的情報を登録 | 完成後1ヶ月以内 | 土地家屋調査士 |
| ② 所有権保存登記 | 誰の所有か登録 | 表題登記後 | 司法書士 |
✅ 登記しないとどうなる?
- 罰金(10万円以下)の可能性
- 住宅ローンを組めない
- 売れない / 売却が超面倒
- 相続の時に大揉め
- 火災保険等もトラブルに
正直、登記しないメリットはゼロです。
◆ 登記費用の相場
✅ 表題登記費用(調査士)
| 内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 木造住宅 | 8万円〜12万円 |
| 軽量鉄骨 | 10万円〜13万円 |
| RC(鉄筋) | 12万円〜18万円 |
✅ 所有権保存登記費用(司法書士)
| 内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 司法書士報酬 | 3万円〜7万円 |
| 登録免許税(固定資産税評価額×0.4%) | 約3〜10万円 |
| 目安総額 | 6万円〜20万円 |
※固定資産税評価額により変動します。
✅ 住宅ローンを使う場合
ローン利用者はさらに、
- 抵当権設定登記費用
- 銀行手数料
- 司法書士費用
が追加されます。
合計すると、10〜20万円前後上乗せになることが多いです。
◆ 登記は自分でできる?
結論:
できるけど、やらないほうがいいです。
理由:
- 記載項目が多くミスしやすい
- 書類の不備で何度も法務局へ
- 住宅ローンが絡むとほぼ不可能
「時間とストレス」を考えたら、専門家に任せた方が圧倒的に効率的。
例えるなら、
自分で歯を抜くのか、歯医者に任せるのかレベルです。
◆ 登記費用を節約するコツ
✅ 見積もりを比較する
同じ登記でも、
司法書士や調査士で数万円違うことは普通です。
✅ ハウスメーカー経由は安心だが高め
- 手配してくれる=楽
- でも割高(手数料的に)
「自分で依頼します」と言えばOKですが、
気まずいなら素直にお願いするのも手。
✅ 補助金制度が使える場合も
- 空き家活用
- 古民家再生
- 移住促進事業
自治体によっては、登記含む費用の補助金があります。
“相談せず損”が一番もったいない。
◆ 登記し忘れ・未登記物件のリスク
未登記って、意外と多いです。
特に田舎・古民家・増築部分など。
✅ 未登記が発覚する場面
- 売却時
- 相続時
- 住宅ローン申し込み時
そこではじめて、
「え、登記されてないの?」
となります。
✅ 未登記で困ること
- 解体で補助金が使えない場合
- 売買契約が進まない
- 増改築申請不可
- 固定資産税トラブル
- 相続時に子どもが困る
未登記は「爆弾」です。早めに処理が正解。
◆ 不動産屋としての本音:登記は“保険”です
登記って、
「家の身分証明書」みたいなものです。
登記していない=
誰の家か証明できない、法的に守られない
お金の問題というより、
自分の資産を守るための最低限の投資です。
将来のトラブルを考えれば、
**登記費用は“安心の購入料”**と言っていいと思います。
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相続登記の義務化について
2024年4月1日から、相続登記の義務化が施行されました。この改正は、日本の不動産登記制度における大きな変革の一環であり、多くの人々にとって重要な影響を及ぼします…
◆ まとめ
| 項目 | 金額目安 |
|---|---|
| 表題登記 | 8〜18万円 |
| 保存登記 | 6〜20万円 |
| 抵当権設定(ローン時) | +10〜20万円 |
| 自分でできる? | 可能だが現実的ではない |
| 未登記のリスク | 罰金、売れない、相続トラブル |
登記は「やるべき時にちゃんとやる」。
これだけ覚えておけば間違いありません。
◆ 不動産の登記で困ったら、相談ください
弊社ひたちハウスでは、
- 建物登記の流れ説明
- 提携司法書士・土地家屋調査士の紹介
- 未登記の確認
- 解体・売却手続きのサポート
全部まとめてワンストップ対応しています。
「未登記と言われたんですが…」
「費用が知りたい」
「登記前に相談したい」
何でもどうぞ。
うちは、問い合わせ=営業圧かけません。
(押し売りするほど暇じゃないので笑)
必要なことを、必要な分だけ、誠実に対応します。
◆ 最後に
登記って、見えないし地味だけど、
家を守る“社会的な鎧”みたいなもの。
後回しにすると、後で必ず困ります。
早め・正確・安心がいちばん。
あなたの資産を守るために、
専門家をうまく使ってください。
今日も泥臭く現場回ってます。
問題があれば、いつでも声かけてくださいね。
この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)
ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。







