
【大家さん必見】入居者がガス代を滞納して音信不通に…生活保護世帯への対応方法

「ガス会社から未払いの連絡が来た」
「入居者の代わりに一時的に立て替えたけど、そのまま連絡が取れない」
生活保護受給者が入居している物件で、ガス代や公共料金の未払いトラブルは珍しくありません。放置すると費用負担や法的トラブルに発展する可能性もあります。この記事では、ガス代未払いへの正しい対処法を不動産会社の視点から解説します。
目次
■ なぜ生活保護の入居者がガスを滞納するのか
生活保護の住宅扶助や光熱費は自治体が支給しますが、本人に振り込まれるため支払いを忘れる・使い込むケースがあります。特に精神疾患や認知症のある方では、支払い管理が難しい場合があります。
■ 大家さんが立て替えるのは危険
「とりあえず立て替えよう」は要注意。
立て替えても法的には返済義務を強制できません。
また、ガス会社も「契約者本人以外の支払い」を想定していないため、手続きが複雑になります。
■ 取るべき3つの対応ステップ
① ガス会社に状況を共有
入居者の滞納状況と、今後の対応(供給停止や督促)を確認します。
立て替えを検討する前に、契約者名義・滞納額・最終使用日を必ず確認しましょう。
② 福祉事務所(生活保護担当)へ連絡
生活保護受給者が音信不通の場合、福祉事務所が安否確認・支援再開を行う場合があります。
未払い分を公費で支払うケースもあるため、必ず担当ケースワーカーに連絡を。
③ 法的対応を視野に
音信不通・家賃滞納もある場合は、契約解除手続きへ移行します。
無断退去や孤立死の可能性もあるため、警察・管理会社と連携して慎重に対応を。
■ 予防策
- 生活保護受給者の入居時は「福祉事務所と連携できる管理体制」を整える
- 公共料金は「口座引き落とし」か「代理納付(自治体が直接支払う)」を推奨
- 定期的な訪問や連絡で早期発見
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■ まとめ
✅ ガス代未払いの立て替えは原則NG
✅ 生活保護受給者は福祉事務所に即連絡
✅ 音信不通時は法的手続き・警察連携を
✅ 普段から「支払い経路の確認」と「連携体制」が重要
入居者が生活保護者の場合でも、正しい手順を踏めばリスクは最小限に抑えられます。
大家さん一人で抱え込まず、早めに不動産会社・福祉事務所に相談しましょう。
この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)
ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。







