【放置は地獄の入口】空き家をそのままにすると何が起きる?費用とリスク、正しい対処法

「親の家が空き家のまま…何もしてないけど大丈夫?」
結論:放置はアウト。後回しにすると財布も心も削れます。

厳しいこと言います。
空き家は“放置=負債化”する時代です。
でも、焦る必要はありません。
正しい手順で動けば、負担を小さく、むしろプラスにすることもできます。

本記事では、空き家を放置するとどうなるのか、
実務で見てきたリアルな話を混ぜて解説します。


目次

◆空き家を放置するとどうなる?6つの現実

✅ ① 固定資産税が高くなる

知ってます?
今は「住宅が建っている土地」には固定資産税の軽減があります。

が、空き家を放置して荒れ放題になると
特定空家に指定→軽減措置終了→税金最大6倍に。

「6倍って冗談でしょ?」
リアルです。笑えません。


✅ ② 管理費・草刈り代がかさむ

草刈り、枝切り、庭木の手入れ、除草剤…
やればやるほどお金がかかる。

やらないと?
苦情+蚊の大軍+スズメバチ+野生動物パラダイス。

田舎だとイノシシが住み着くなんて普通にあります。


✅ ③ 近隣トラブルが増える

放置空き家あるある:

  • 草木が隣地に侵入
  • ゴミが投げ込まれる
  • 子どもの肝試しスポット化
  • 不審者侵入

近所の方から「あの家どうにかして」
自治会経由で連絡コース

ご近所との関係悪化、これは精神削られます。


✅ ④ 建物が劣化、資産価値が落ちる

家も人と同じです。
放っておくほど衰えます。

  • 雨漏り
  • シロアリ
  • 栄養たっぷりのカビ
  • 床抜け

売れる家が
→解体しか選択肢なくなるケース、山ほど見てきました。


✅ ⑤ 行政から指導が入ることも

特定空家(法律用語)に該当すると…

  • 行政指導
  • 勧告
  • 命令
  • 行政代執行(勝手に解体され費用請求)

放置はガチで危険ゾーンです。


✅ ⑥ 相続トラブルの火種に

兄弟間で
「誰が管理するの?」
「固定資産税どうする?」
「売る?貸す?思い出あるから残す?」

感情爆発フラグです。


◆「思い出があるからそのまま」→未来の自分が泣く

気持ちは分かります。
でも冷静に言います。

思い出はお金がかかる。
そのままは最もコスト高。

写真や家具を整理し、必要な物だけ手元に残す方が、
思い出もお財布も救えます。


◆空き家をどうすべき?選択肢4つ

選択肢特徴
売却早期解決。維持管理不要
賃貸にする収入化。手間は増
解体して売る/駐車場に土地価値UP、固定資産税対策
そのまま管理手間・コスト大、短期限定ならOK

放置だけは選んではいけません。


◆空き家の売却方法

✅ 現状のまま売る

メリット:早く負担ゼロ
デメリット:価格は控えめ

荷物あり・ボロ屋・未登記でもOKな業者もあります。
(実際うちもそう)


✅ 解体して更地で売る

メリット:売りやすい
デメリット:解体費用必要

木造なら100〜200万円程度、
瓦+倉庫+庭木あるともう少しかかります。


✅ リフォームして売る

正直…やめた方が良い場合が多い
費用回収できないケースがほとんど。


✅ 空き家バンクや行政支援を活用

田舎ほど制度が豊富。
ただし動きは鈍い。
スピード重視なら民間です。


◆よくある質問

Q:荷物が大量にあるけど?
→残置物そのままでも買取できる場合あります。

Q:シロアリ出たけど?
→珍しくない。評価は下がりますが売れます。

Q:親が住んでいたので気持ちの整理が…
→分かります。だから相談だけでもOK。


◆空き家で損する人の共通点

  • 「また今度」と言い続ける
  • 相談先を間違える
  • 自分だけで判断する
  • 管理を適当にする
  • 売るタイミングを逃す

放置は最悪の投資です。
いつか面倒になるなら、早いほうが安い。


◆プロが見た“成功例”

  • 家具そのまま→業者買取→即スッキリ
  • 荒れた家→現状販売→管理負担ゼロへ
  • 解体→駐車場→毎月収益に転換
  • DIY好きの買主とマッチング→家が甦る

共通点は早く動いた人ほど得してること。


◆まとめ:空き家は資産ではなく、管理責任です

放置すると起きること
税金増最大6倍
管理費増草木・害獣
周囲迷惑近隣トラブル
資産劣化価値ゼロやマイナス
行政リスク命令・解体

でも、
今行動すればどうにでもなる。
これは現場で毎日見ている事実です。


◆空き家の相談、増えてます

  • 相続した家
  • 離れた場所の空き家
  • 荷物そのまま
  • 壊れそう
  • 古民家
  • 市街化調整区域
  • 未登記建物

全部対応できます。

相談無料。
「まだ何も決めてないんですが…」でOKです。

あなたの物件、放置したまま腐らせる必要ありません。
一緒に最適な出口戦略つくりましょう。

この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)

ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。

ひたちハスウ代表石川実似顔絵
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