【知らないと損】事故物件を調べよう|大島てるで分かる本当のリスクと活用法

目次

はじめに

不動産を買うときや借りるとき、「事故物件ではないか気になる」という方は少なくありません。
過去に事件・事故・自殺などが起きた物件は「心理的瑕疵物件(しんりてきかしぶっけん)」と呼ばれ、一般的な物件に比べて価格が下がる傾向があります。

そんな「事故物件情報」を調べる際に、多くの人が利用しているのが 「大島てる」 というサイトです。
この記事では、不動産屋の視点から「大島てるとは何か」「どこまで信用できるのか」「事故物件の調べ方」「売却・購入時の注意点」について詳しく解説します。


「事故物件」とは? まずは基礎知識から

心理的瑕疵とは

事故物件とは、過去に人の死に関する事件・事故・自殺・孤独死などが発生した物件を指します。
建物自体が損壊しているわけではありませんが、「住む人の心理に影響を与える」ため、心理的瑕疵(しんりてきかし)と呼ばれます。

法的な定義はあいまい

実は「事故物件」という言葉には法律上の明確な定義がありません。
そのため「どこまで告知すべきか」「何年経てば説明不要か」などはケースによって異なります。

2021年に国土交通省が出したガイドラインでは、

  • 自殺・他殺・火災死亡事故などは原則として告知が必要
  • 自然死や老衰などは原則不要(ただし長期間発見されなかった場合は要告知)
    とされています。

「大島てる」とは? 国内最大級の事故物件情報サイト

サイトの概要

「大島てる」は、全国の事故物件情報を地図上で閲覧できる無料サイトです。
正式名称は 「大島てる – 全国の事故物件マップ」
運営者の大島てる氏が2005年に開設し、今では一般ユーザーの投稿によって膨大な事故物件情報が掲載されています。

地図上に炎のマークがついている場所が「事故物件」。
クリックすると、事件や事故の内容、発生年月日などが表示されます。

掲載される内容の例

  • 自殺、他殺、孤独死、火災死亡事故
  • 殺人事件現場
  • 火災・放火による死亡
  • 転落死、溺死 など

「大島てる」はどこまで信頼できるのか?

ここが最も重要なポイントです。
大島てるの情報は、**誰でも投稿できる「ユーザー投稿型」**であるため、100%正確とは限りません。

信頼できる点

  • 実際の報道記事や警察発表に基づく投稿が多い
  • 管理人が削除・修正を行うため、デマ情報は減少傾向
  • 更新頻度が高く、新しい事故情報も比較的早く反映される

注意すべき点

  • 投稿者の勘違いや噂レベルの情報が紛れている場合もある
  • 同じ住所でも「マンションの別部屋」や「隣地」などで誤解が生まれることがある
  • 削除申請が出されると一部の情報は非公開になる

結論として、「大島てるの情報は参考程度」に留め、最終的には不動産会社や行政の公式情報で確認することが大切です。


事故物件の調べ方

1. 大島てるで検索する

トップページから住所や地域名を入力し、地図を拡大して確認します。
炎マークをクリックすると、事故の概要や発生日が表示されます。

2. 報道記事・新聞アーカイブを調べる

特定の事件が報道された地域なら、Yahoo!ニュースやGoogleニュースのアーカイブで確認可能です。

3. 不動産会社・管理会社に直接聞く

最も確実な方法です。
売主または仲介業者には「告知義務」があるため、過去に心理的瑕疵がある場合は説明されるはずです。

4. 近隣住民に聞き込みをする

地元の方は意外と詳しいものです。
「この辺で何かあったと聞いたことありますか?」と軽く聞いてみると、思わぬ情報が得られる場合もあります。


事故物件を購入するメリット・デメリット

メリット

  • 一般的な相場より 20~50%程度安く購入できる
  • リフォームや再生によって価値を高めやすい
  • 投資用物件として利回りを上げられる

デメリット

  • 賃貸募集の際に「告知義務」が残る
  • 入居希望者が少なく、空室リスクが高い
  • 心理的に抵抗を感じる人が多い

事故物件を売却したい場合のポイント

1. 告知義務を守る

心理的瑕疵を隠して売ると、契約解除や損害賠償請求に発展することもあります。
誠実に説明することがトラブル回避につながります。

2. 「訳あり物件専門業者」に相談する

一般の不動産会社では取り扱いを避けるケースもあります。
しかし、訳あり物件や事故物件の買取専門業者なら積極的に査定・買取してくれます。

弊社「ひたちハウス(IIK株式会社)」でも、再建築不可や事故物件など、一般市場で売れにくい物件の買取実績が多数あります。

3. リフォーム・お祓いで印象を変える

心理的抵抗を和らげるために、

  • 室内をリフォームして印象を刷新する
  • 神社などでお祓いを行う
    といった方法も効果的です。

「大島てる」を使うときの注意点まとめ

  • 情報の正確性は100%ではない
  • 炎マークがあっても「隣地」や「別室」の場合がある
  • 投稿者の主観が含まれることもある
  • 情報の真偽は複数の情報源で確認することが重要

つまり、「大島てる=すべての事故物件情報」ではありません。
しかし、調査のスタート地点としては非常に有用です。


不動産会社が教える「事故物件と上手に付き合うコツ」

  1. 安いからといって即決しない
     立地や構造、告知内容を冷静に比較。
  2. 再販・賃貸時の出口戦略を考える
     購入後どう活用するかを最初に決める。
  3. 信頼できる専門家に相談する
     地元の不動産会社は、過去の事故情報を把握している場合も多い。

まとめ

  • 「大島てる」は全国の事故物件情報を調べられる便利なサイト。
  • ただし、信頼性は100%ではないため参考程度に
  • 事故物件は価格が安い反面、再販・賃貸時にリスクがある。
  • 売却したい場合は「訳あり物件専門の不動産会社」に相談するのが早道。

当社へのご相談

ひたちハウス(IIK株式会社)では、
・事故物件
・訳あり物件
・再建築不可物件
・相続放置された空き家
など、一般市場で売りにくい不動産の買取・再生を行っています。

「大島てるに載ってしまった物件だけど、売れるの?」
そんなご相談もお任せください。

👉 公式サイトはこちら

秘密厳守・査定無料。
事故物件を“再生できる資産”に変えるお手伝いをいたします。

この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)

ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。

ひたちハスウ代表石川実似顔絵
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