【結論あり】空き家は「売却・賃貸・買取」どれが正解?

目次

状況別にわかる、後悔しない空き家の最適な処分方法

空き家を所有している方から、ほぼ必ず聞かれる質問があります。

「売った方がいいのか、貸した方がいいのか」
「どうせ安いなら、買取の方が楽ですか?」
「結局、どれが一番得なんでしょうか?」

この質問に対して、不動産会社としての結論を先に言います。

空き家の正解は「一つではありません」。
ただし、間違った選択肢は確実に存在します。

この記事では、

  • 売却・賃貸・買取の違い
  • それぞれに向いている空き家の条件
  • 絶対に避けたい判断ミス
  • 実際の現場で多い失敗パターン

を、忖度なしで解説します。


1. 空き家問題で一番多い「間違った考え方」

まず、よくある勘違いから整理します。

❌ 「できるだけ高くしたい」

❌ 「もったいないから残したい」

❌ 「とりあえず様子を見る」

これらはすべて、
判断を先延ばしにする思考です。

空き家は時間とともに、

  • 価値が下がる
  • リスクが増える
  • 選択肢が減る

という特徴があります。

つまり、
「今、何を選ぶか」より
「今、何も選ばないこと」

が一番の失敗になりやすいのです。


2. 空き家の選択肢はこの3つしかない

現実的な選択肢は、次の3つです。

1️⃣ 売却する
2️⃣ 賃貸に出す
3️⃣ 買取してもらう

それぞれの特徴を、正直に見ていきましょう。


3. 空き家を「売却」する場合

売却のメリット

  • 一度で現金化できる
  • 固定資産税・管理から解放される
  • 将来の不安がなくなる

空き家問題を完全に終わらせたい人には、最も分かりやすい方法です。


売却が向いている空き家

  • 立地が悪くない
  • 再建築可能
  • 古家付きでも需要がある
  • 解体せずに売れる

特に最近は、

  • 古家付き土地
  • DIY前提購入
  • 投資用物件

の需要も増えており、
「古い=売れない」はもう通用しません。


売却のデメリット

  • 時間がかかる場合がある
  • 価格調整が必要になることもある
  • 内覧・対応の手間

ただしこれは、
正しい価格設定と戦略で大きく改善できます。


4. 空き家を「賃貸」に出す場合

賃貸のメリット

  • 家賃収入が得られる
  • 思い出の家を残せる
  • 将来売却に切り替えられる

「今すぐ手放したくない人」
「使う可能性が少しでもある人」
に選ばれやすい選択肢です。


賃貸が向いている空き家

  • 建物の状態が比較的良い
  • 修繕費が少なく済む
  • 需要が見込めるエリア
  • 管理を任せられる体制がある

賃貸の現実的なデメリット

ここは正直に書きます。

  • 修繕費はオーナー負担
  • 空室リスクがある
  • 入居者トラブルの可能性
  • 「古い家ほど管理が大変」

さらに、

👉 貸した瞬間に「自由に売れなくなる」

という点も、意外と見落とされがちです。


5. 空き家を「買取」してもらう場合

買取のメリット

  • 早い(最短数週間)
  • 手間がほぼない
  • 現状のままOK
  • トラブルになりにくい

特に、

  • ボロボロ
  • 再建築不可
  • 立地が厳しい

こうした空き家では、
買取が最適解になることが非常に多いです。


買取のデメリット

  • 仲介売却より価格は下がる
  • 業者選びを間違えると損

ただし、

👉「高く売れない家を
👉 確実に手放せる」

という点は、
金額以上の価値があるケースも多いです。


6. よくある「失敗パターン」

失敗①:貸せば何とかなると思って放置

  • 修繕せず
  • 借り手がつかず
  • 税金だけ払い続ける

失敗②:高く売りたくて何年も売れ残る

  • 相場無視
  • 価格を下げられない
  • 結果、価値が下がる

失敗③:誰にも相談せず解体

  • 固定資産税が跳ね上がる
  • 売却が長期化
  • 二重の負担

7. 正解は「条件」で決まる

結論をまとめます。

売却が正解な人

  • 空き家を今後使わない
  • 管理が負担
  • 早くスッキリしたい

賃貸が正解な人

  • 建物状態が良い
  • 管理を任せられる
  • 長期視点で収益を考えたい

買取が正解な人

  • 建物が古い・傷んでいる
  • 立地条件が厳しい
  • 早く確実に処分したい

8. 不動産会社として一番伝えたいこと

空き家の相談で感じるのは、

「選択肢を知らないまま悩んでいる人が多すぎる」

ということです。

  • 売却しか知らない
  • 賃貸が一番得だと思い込んでいる
  • 買取は損だと決めつけている

しかし実際は、

👉 間違った選択が一番高くつく

というケースが圧倒的に多いのです。


9. 判断を間違えないための順番

空き家で迷ったら、この順で考えてください。

1️⃣ 将来、本当に使う可能性があるか
2️⃣ 管理を続けられるか
3️⃣ 税金・維持費に耐えられるか
4️⃣ 売却・賃貸・買取、それぞれの現実

このどこかで「NO」が出たら、
次の選択肢に進むサインです。


まとめ|空き家の正解は「一番楽な選択」ではない

✔ 売却・賃貸・買取に絶対的な正解はない
✔ 状況に合った選択が唯一の正解
✔ 放置が一番リスクが高い
✔ 早く動いた人ほど選択肢が多い
✔ 悩んだら「出口から逆算」する

空き家は、
時間が経つほど不利になる不動産です。

もし今、

  • 何から決めればいいか分からない
  • 売るか貸すか迷っている
  • 価値があるのか不安

そんな状態なら、
一度、売却・賃貸・買取を同時に比較することを強くおすすめします。

この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)

ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。

ひたちハスウ代表石川実似顔絵
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