
ゴミ屋敷の片付け費用を安くする方法|相場・業者の裏側・自分でやるのは得か?

「実家がゴミ屋敷なんですが…」
この相談、年々増えてます。
結論、最初に言います。
ゴミ屋敷片付けは、相場を知らないと普通に損する世界です。
相手が悪徳業者じゃなくても、
仕組みを知らないだけで見積もり倍以上変わります。
この記事では、
- ゴミ屋敷の片付け費用相場
- なぜ高いのか?
- 安く抑える具体的な方法
- 逆にやっちゃダメなこと
- 片付けと売却を同時に考えるべき理由
ぜんぶ正直にぶっちゃけます。
目次
◆まず相場はどのくらい?
| 規模 | 費用相場 |
|---|---|
| 1K〜1DK | 3万〜15万円 |
| 2DK〜2LDK | 10万〜40万円 |
| 3DK〜3LDK | 30万〜100万円 |
| 庭・物置付き戸建て | 50万〜200万円 |
| 重度(悪臭/腐敗/害虫) | 100万〜300万円以上 |
「え、こんなにかかるの?」
と言う人がほとんど。
理由はかんたん。
量が想像の5倍あるから。
そして“分類・運搬・処分”でコストが積み上がります。
◆ゴミ屋敷が高くなる理由
- 分別(燃える/燃えない/金属/家電/危険物)
- 2階や階段での搬出
- 物置・庭・倉庫の残置
- 車両(トラック台数)
- 人件費(5人×2日とかある)
- 処理費(自治体&民間処分場)
“袋に入ってるから簡単”
→幻想です。
袋開けて中身見ないと捨てられません。
法律です。
◆費用を安くする5つの方法
✅ ① 「混載で捨てられるもの」を見抜く
- 家具(木製)
- 金属
- 雑材
これらは解体業者・リサイクル業者に強いです。
“何でもゴミ袋”は一番高くつく。
✅ ② 業者の種類を使い分ける
| 業者 | 得意分野 |
|---|---|
| 不用品回収 | スピード、分別 |
| リサイクルショップ | 価値ある物の買取 |
| 解体業者 | 大量処分、倉庫・庭対応 |
| 便利屋 | 細かい作業・屋外作業 |
1社だけで解決しようとする=損。
片付け×買取×撤去を1社で完結できる業者が最強。
✅ ③ 売れる物は売る
- 工具
- 農機具
- 昭和家電
- 古い食器
- 古銭
- レコード・オーディオ
- 木製家具
- 仏具
- バイク・車
捨てる=お金
売る=お金に変える
“処分する”より“換金する”の発想に切り替えろ。
✅ ④ 片付けと売却を同時に考える
不動産屋と片付け屋が別だと
- 二重コスト
- 無駄な処分
- “解体前提の家”を片付けるムダ
よくある失敗👇
「200万かけて片付けた家、結局壊しました」
泣きたくなるやつ。
「売る」のか
「貸す」のか
「壊す」のか
出口決めてから片付けろ。
✅ ⑤ 自分でやらない(部分的に除く)
え、自分でやればタダじゃん?
違います。
- トラックレンタル
- ガソリン代
- 人手確保
- 時間膨大
- 疲労
- 分別地獄
- 怪我・虫・ネズミ
そして最大の悲劇👇
途中で心折れて業者呼ぶ→最初から頼むより高い
“重い家具・危険物”だけプロ。
これが賢い。
◆逆に「やると損すること」
| やりがち | 理由 |
|---|---|
| 中身見ずに全部捨てる | 貴重品/現金/権利書/貴金属出てくる |
| 「安い業者」で即決 | 違法業者に当たる |
| “取り敢えず整理整頓” | 整理より処分優先 |
| とりあえずリフォーム | 無駄になる可能性大 |
ゴミ屋敷はスピードと順序が命。
◆実際よくあるパターン
✅ 良い例
- 現地相談→残す物確認
- 買取できる物分ける
- 最小コストで処分
- 必要なら解体→更地売却
これが“戦略的片付け”。
✅ 悪い例
- 自分でちょっと片付ける
- 心折れる
- 安い業者呼ぶ
- 追加費用かかる
- 結局高い
片付け=根性論じゃない
戦略です。
◆片付け前に必ずやること
- すべての部屋と物置の確認
- 現金/証書/権利書の捜索
- 価値ある物チェック
- 片付け後の計画(売る/貸す/壊す)
これ飛ばすと100%損します。
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◆まとめ
| 結論 | 内容 |
|---|---|
| ✅ ゴミ屋敷片付けは高い | だから戦略が必要 |
| ✅ 1社だけに任せるな | 分業 or 一括対応 |
| ✅ 売れる物は売る | 資金回収 |
| ✅ 自分で全部やるな | 途中で折れて高くつく |
| ✅ 片付け前に出口戦略 | 売る?壊す?貸す? |
ゴミ屋敷=終わり
ではなく
ゴミ屋敷=資産のスタートライン
です。
◆困っているなら、まず相談だけでいい
- 遠方の家がゴミ屋敷
- 実家がそのまま
- 親が暮らしていた家を片付けたい
- 相続トラブルになりそう
- 解体か売却か迷ってる
全部よくある相談です。
恥じゃない。放置することが恥。
一緒にベストな方法、探しましょう。
片付けはゴールじゃなく未来の準備です。
この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)
ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。







