
倉庫を借りるときに注意したい5つのポイント|失敗しないための物件選びのコツとは?

「資材や商品を保管するための倉庫を借りたい」
「軽作業ができる場所を探している」
「ネットショップや事業拠点として活用したい」
このように、倉庫を必要とする理由は人それぞれですが、倉庫選びを間違えると、予想外の出費や業務効率の低下を招いてしまうこともあります。
実際に「使いにくくてすぐ解約してしまった」「契約してから法的な制限に気づいた」「駐車スペースが足りなかった」などの声も少なくありません。
今回は、不動産業者としての経験をもとに、倉庫を借りるときに注意したい5つのポイントをわかりやすくご紹介します。
初めて倉庫を借りる方はもちろん、すでに物件を探している方も、ぜひ参考にしてください。
目次
1. 用途地域と建築用途の確認は必須!
「倉庫があれば何に使ってもいい」と思っていませんか?
実は、その倉庫が建っているエリア(用途地域)によって、使用可能な目的に制限があることをご存知でしょうか?
たとえば、
- 保管専用倉庫として使うのはOKだけど、
- 物品販売や製造業の拠点として使うのはNGということもあります。
用途地域とは?
日本の都市計画法では、土地の使い方に制限を設けるために「用途地域」が設定されています。これにより、
- 第一種住居地域:住居が中心。工場・作業場などは不可
- 準工業地域:軽作業や物流拠点向けに比較的緩やかな制限
- 工業地域・工業専用地域:工場・倉庫に最適
などの区分があり、同じ「倉庫」でも立地によって可能な業種が異なるのです。
使用前に必ず確認を!
事業で使う場合は、使用目的に応じた地域であることを確認しましょう。
必要であれば、不動産会社を通して自治体の建築指導課に相談するのもおすすめです。
2. 必ず確認したい「床面積」と「天井高」
保管だけでなく、作業するなら“高さ”も重要!
倉庫の広さと聞くと、「坪数」や「平米数(㎡)」に目がいきがちですが、実はそれだけでは不十分です。
特に以下のような用途を想定している方は、天井の高さにも注目してください。
- パレット積みで高く積載したい
- 背の高い棚を設置したい
- フォークリフトやハンドリフトを使いたい
- 車両(軽トラ・ハイエース)を屋内に入れたい
倉庫の構造によっても使い勝手が違う
- 平屋建ての倉庫は使いやすい反面、床面積が限られがち
- 2階建て倉庫は広さが確保できるが、荷物の上げ下げに工夫が必要
- 柱の位置によって、使えるスペースが制限されることもある
内見時には、単に「広い・狭い」だけでなく、天井高やレイアウト、荷物の動線もチェックしましょう。
3. 出入りのしやすさ(搬入経路・シャッターサイズ)
「入口が狭くて、荷物が運べない…」では困ります!
倉庫の使いやすさを大きく左右するのが「搬入経路」です。
特に以下のような設備・条件をチェックしましょう。
✅ チェックリスト
- トラック(2t・4t車)が敷地に入れるか?
- シャッターの高さ・幅は十分か?
- 前面道路は一方通行や狭小道路ではないか?
- 雨天時でも搬入しやすい構造か?
- 出入口の段差がないか?
業種によって重視ポイントが変わる
- 資材置場や建設業の方は、広い駐車スペース+大型シャッターが必要
- ネット通販や配送事業の方は、配送車両の回転スペースや積み替えのしやすさが重要
- 趣味や個人利用の場合は、軽自動車が入れる程度でも十分
業務の動線をイメージしながら内見することが大切です。
4. 設備の有無(電気・水道・トイレなど)
意外と見落としがちなのが「設備条件」
「倉庫なんて屋根と壁があればいい」
そう思っていたら、実際に使い始めてから「電気が来ていない」「水道が使えない」「トイレがない」など、困ったケースもあります。
✅ チェックすべき設備
- 電気:照明や機械類を使うなら必須。契約アンペアも要確認
- 水道:清掃や手洗いが必要な業種には必要
- トイレ:屋内外にあるか。簡易水洗か水洗か
- エアコン・換気扇:熱がこもりやすい倉庫では重要
- ネット回線:オフィス兼用で使う場合は要確認
設備がない物件でも、「借主負担で工事OK」な場合もあります。事前に不動産会社や貸主に相談しておきましょう。
5. 賃貸条件と契約内容の確認
最後に絶対見逃せないのが「契約条件」
倉庫は住宅と異なり、賃貸借契約が特殊だったり、短期貸し・定期借家契約だったりするケースがあります。
✅ 必ず確認すべき項目
- 契約期間と更新条件(普通借家?定期借家?)
- 用途制限(住居利用不可、作業禁止など)
- 原状回復の範囲(棚や照明を設置した場合の扱い)
- 解約時の通知期間と違約金の有無
- 敷金・礼金・保証金の金額と返還条件
また、個人契約か法人契約かによっても必要書類が変わるため、早めに相談しておくとスムーズです。
倉庫選びでよくある失敗事例
✅ 事例1:荷物が増えてすぐ手狭に…
「最初は軽く使うつもりだったのに、予想以上に在庫が増えてしまい、結局すぐに引っ越すことに…」
➡ 将来的な事業拡大を見据えて、少し余裕のある広さを選ぶのがコツ。
✅ 事例2:作業場にしたら近隣からクレーム
「機械音や作業音で近隣住民から苦情が入り、使いづらくなった…」
➡ 事前に用途地域を確認し、“騒音リスク”のある業種なら工業地域を選ぶのがベスト。
✅ 事例3:水道・電気なしで想定外の工事費用
「賃料は安かったけれど、設備工事で予算オーバーに…」
➡ 最初に“設備の有無”と“工事の可否”を確認することが大切。
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まとめ|倉庫を借りるときのチェックポイントを押さえて、失敗のない選択を!
倉庫を借りるときに確認すべき5つのポイントを振り返ると…
✅ 1. 用途地域と使用目的の確認
✅ 2. 広さだけでなく天井高・構造もチェック
✅ 3. 搬入経路・シャッター・前面道路の確認
✅ 4. 設備の有無(電気・水道・トイレ)を確認
✅ 5. 契約内容と条件を細かくチェック
これらを押さえておくことで、倉庫を“借りてから後悔する”リスクを大きく減らすことができます。
初めて倉庫を借りる方も、すでに探し始めている方も、物件選びは「比較検討」と「現地確認」がカギです。
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この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)
ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。
