太陽光の“出口戦略”、考えてませんか?|成功する投資は「入り口」より「出口」で決まる

こんにちは。茨城県常陸大宮市で不動産・再生可能エネルギーの買取を手がけている「ひたちハウス(運営:IIK株式会社)」です。

ここ数年で、太陽光発電所の売却についてご相談いただく件数が大幅に増えてきました。
特に、2012年〜2016年頃に導入されたFIT(固定価格買取制度)案件が、10年の節目を迎える中で、次のような声を多く耳にします:

  • 「そろそろ発電量が落ちてきた気がする」
  • 「売電単価が終わる前に手放したい」
  • 「メンテナンスや草刈りが大変」
  • 「子どもに継がせたくない」

実は今、【太陽光の“出口戦略”を考えておくべきタイミング】が来ているのです。

今回は、「太陽光発電投資における出口戦略の重要性」について、投資家視点・不動産視点の両面から解説いたします。


目次

「入り口重視」の時代は終わった?

太陽光発電所の普及初期、多くの人は「何kWでいくら儲かるか」という**導入時の利益(入り口)**ばかりを重視していました。

  • FIT価格は高く、20年間固定
  • 補助金も充実
  • 発電効率も良好
  • 融資も通りやすい

まさに“投資妙味が高い時代”でした。

しかし2024年現在、事情は大きく変わっています。

  • FIT価格は下落傾向
  • パネルやパワコンの劣化が進行
  • 雑草や盗難など維持管理コスト増
  • 金利上昇でローン返済額も増加傾向

このような中で、**「どうやって出口(売却や撤去)を迎えるか」**が、太陽光発電投資の成否を左右する重要な視点となっているのです。


出口戦略がなければ「儲かった投資」が「負債」に変わる

どれだけ発電量が多くても、将来の撤去・譲渡・売却を何も考えていないと、最後にこうなります:

  • 中古売却しようとしても、買い手が見つからない
  • 設備が古くて売れず、撤去費用だけがかかる
  • 相続人に「こんなもの要らない」と放置される
  • 最終的に撤去費用100〜200万円を自費で負担する

せっかく築き上げたキャッシュフローも、出口で失敗すれば帳消しどころかマイナスになることも。

これが、太陽光投資における“見えづらいリスク”です。


出口戦略を立てる3つのポイント

では、どのように太陽光発電所の出口戦略を設計すればいいのでしょうか?
具体的には、以下の3つの観点が重要です。

① 売電期間の残年数を把握する

特にFIT案件の場合、「あと何年売電価格が保証されるか?」が価値の大きな要素です。

  • 売電単価:高い(36円、40円など)→ 高値で売れる可能性大
  • 売電残期間:10年未満→早期売却を検討
  • FIT終了後:売電単価が半減または自由市場に移行(=収益悪化のリスク)

→ 売電契約満了の3年前には出口計画を立てましょう。

② 売却か?継続か?を明確にする

  • 継続保有するなら:メンテナンス体制や遠隔監視の強化、パワコン更新の費用試算
  • 売却するなら:設備状態や売電実績を整理し、高く売れるタイミングを探る

いずれの道でも、中途半端な放置は価値の下落につながります。

③ 中古市場の動向・金利環境を見極める

2021年以降、銅価格・建材価格・金利などが上昇傾向にあり、新規設置はコスト高で不人気。
その一方で、中古発電所は「割安で買える安定投資」として一定のニーズがあります。

特に以下の条件を満たす物件は、高く売れる傾向があります:

✅ 売電単価が高い(30円以上)
✅ 土地付き一括販売(登記済み)
✅ メンテナンス記録・売電実績が整っている
✅ 銅線盗難などの被害がない

こうした動向を踏まえて、金利が上がる前に売却するのも賢い戦略です。


売却という選択肢は「逃げ」ではない

太陽光発電を手放すことに「もったいない」「逃げたようで嫌だ」と感じる方も多いかもしれません。

しかし、資産運用とは「冷静な見極め」が何より大切です。
売却は、損ではなく「利益の確定」。
価値が落ちないうちに手放すことは、資産防衛の一環です。

また、現在の買取市場では、発電所の状態次第で【数百万円〜1000万円単位】の査定が出るケースもあります。
「売れるうちに売る」のは、極めて合理的な判断と言えるでしょう。


出口に悩んだら「ひたちハウス」にご相談を

当社では、太陽光発電所の「売却サポート」や「査定」だけでなく、

  • 契約書・登記の整理
  • 設備不具合の確認
  • 法令調査
  • メンテナンス引継ぎのアドバイス

など、出口までワンストップで対応可能です。

買取査定は無料。秘密厳守でスピーディーに対応します。


まとめ|“終わり”を意識する人が、投資で勝つ時代

太陽光発電所は、もはや“設置して終わり”の時代ではありません。
設置後10年、15年…そして「売るか・継ぐか・捨てるか」の分岐点は、誰にでも訪れます。

✅ FITの終了が迫っている
✅ 維持が手間に感じてきた
✅ 相続先が決まっていない
✅ 設備の劣化が進んでいる
✅ 金利が上がりそう

こうした要素があるなら、出口戦略の見直しは今すぐにでも始めるべきです。


太陽光発電所の出口戦略、プロに任せてみませんか?

📞 0295-58-6268(不動産直通)
🌐 https://hitachihouse-24.com/
📩 info@iik-group.com

「売るかどうか決めてないけど…」というご相談も大歓迎です。
“出口”から逆算した最適なアドバイスをお約束します。

まずは、あなたの太陽光発電所の未来について、一緒に考えてみましょう。

この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)

ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。

ひたちハスウ代表石川実似顔絵
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