
空き家を手放して「本当に楽になった」5つの実例

目次
手放す前は不安、手放した後は「もっと早くやればよかった」
空き家の相談をしていると、ほぼ全員が同じことを言います。
「手放したら後悔しないか不安です」
「親の家なので、簡単には決断できなくて」
「今は困っていないので、そのままにしています」
しかし実際に空き家を手放した人たちから聞く言葉は、驚くほど共通しています。
「もっと早く手放せばよかった」
「肩の荷が下りた感じがします」
「正直、こんなに楽になるとは思いませんでした」
この記事では、
**実際にあった相談・取引をもとにした「空き家を手放して楽になった実例」**を紹介します。
(個人情報は伏せ、内容は実務ベースで構成しています)
実例① 相続して5年放置…税金と管理に限界だったケース
状況
- 相続した実家(築45年)
- 県外在住
- 誰も住まないまま5年経過
悩み
- 毎年の固定資産税
- 草刈りのために帰省
- 台風や地震のたびに心配
相談時に、こう言われました。
「住む予定もないのに、ずっと気にしているのが一番つらい」
判断
- 古家付きのまま買取
- 解体せず現状引き渡し
結果
- 税金・管理から完全解放
- 帰省の義務がなくなった
- 「心配事が一つ消えた」という感覚
👉 金額より「精神的な負担がなくなったこと」が一番大きかったと話されていました。
実例② 「もったいない」で貸そうとして失敗しかけたケース
状況
- 親の実家(築50年以上)
- 立地は悪くない
- 建物は老朽化
悩み
- 「貸せば家賃収入になる」という期待
- しかし修繕費が高額
- 借り手がつかない
当初は、
「せっかくの家だから貸したい」
という気持ちが強かったそうです。
判断
- 賃貸を断念
- 仲介売却を選択
結果
- 修繕費をかけずに売却
- 想定より早く成約
- 「お金をかけずに終わらせられた」
👉 「貸す」という選択を無理にしなかったことが正解だったケースです。
実例③ 兄弟共有で揉める前に売却したケース
状況
- 兄弟3人で相続
- 全員県外在住
- 管理は誰もしない
悩み
- 意見がバラバラ
- 「誰が固定資産税を払うのか」
- このまま放置すると確実に揉める状況
判断
- 早期に全員で話し合い
- 売却方針で一致
結果
- トラブルゼロで売却完了
- 兄弟関係が悪化しなかった
- 「空き家が原因で揉めなくて本当によかった」
👉 不動産より「家族関係を守れた」ことに価値があった実例です。
実例④ 「いつか使うかも」が10年経ったケース
状況
- 実家を相続
- 「子どもが住むかも」と保有
- 結果、10年誰も住まず
悩み
- 修繕費がかさむ
- 建物劣化が進行
- 固定資産税は毎年発生
相談時の一言が印象的でした。
「いつか、が来なかったですね…」
判断
- 思い切って買取を選択
結果
- 10年分の悩みが一気に解消
- 「決断した自分を褒めたい」
- 「やっと前に進めた感じがする」
👉 “いつか”は、ほとんどの場合来ません。
実例⑤ 解体して後悔しかけたが、方向転換したケース
状況
- 空き家を相続
- 解体を検討
- 税金が上がることを知り相談
悩み
- 解体費
- 固定資産税増加
- 売却の不安
判断
- 解体せず、古家付きで売却
結果
- 税金アップを回避
- 解体費も不要
- 「危うく二重で損をするところだった」
👉 **「壊す前に相談して正解だった」**典型例です。
空き家を手放した人が口を揃えて言うこと
実例を通して、共通する言葉があります。
- 「もっと早く相談すればよかった」
- 「悩んでいた時間が一番ムダだった」
- 「金額より、気持ちが楽になった」
空き家は、
✔ 持っているだけで考え続ける
✔ 何もしなくても負担になる
✔ 頭の片隅にずっと残る
“見えないストレス”の塊です。
手放す=負けではない
多くの方が、
「手放すのは逃げ」
と感じています。
しかし実務では、
手放す=整理する=前に進むです。
- 家を守れなかったのではない
- 親を否定したのでもない
👉 自分と家族の人生を守る判断です。
不動産会社として伝えたい本音
空き家を手放した人で、
「やっぱり持っておけばよかった」
と言った人を、正直ほとんど見たことがありません。
むしろ、
「あの時決断して本当によかった」
この言葉の方が、圧倒的に多いです。
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まとめ|空き家を手放すと、人生が軽くなる
✔ 税金・管理のストレスから解放
✔ 家族トラブルを防げる
✔ 将来の不安が消える
✔ 決断した自分に納得できる
✔ 前向きに次の人生を考えられる
空き家は、
持ち続けることで幸せになるケースは、正直ほとんどありません。
もし今、
- 空き家のことが頭から離れない
- 決断できずに時間だけ過ぎている
- 誰にも相談できていない
そんな状態なら、
一度「手放した後の自分」を想像してみてください。
きっと、今よりずっと気持ちは軽いはずです。
この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)
ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。







