自分の家を売りたくない母と売りたい息子の葛藤!実際にあった家族間のエピソードと解決への道

こんにちは、不動産会社「ひたちハウス」です。
不動産売却において、親子間で意見が対立することは少なくありません。今回は、実際に弊社で経験した事例をもとに、家族間で起こりがちな葛藤と、その解決方法についてお伝えします。


目次

【実際にあったエピソード】

「まだ帰るかもしれない家を売らないでほしい」という母の願い

弊社では、あるご家族から家の売却相談を受けました。その家は高齢のお母様が長年住み続けた家で、現在お母様は施設に入居されています。しかし、お母様は「まだ家に帰るかもしれない」「この家は私の居場所だから売らないでほしい」と強く反対していました。

一方で、家の所有権は息子さんにあり、息子さんは「家を維持するのが負担で、売却したい」と考えていました。
施設の費用や固定資産税、空き家の管理にかかるコストが理由で、売却を進めたいという息子さんの意向は非常に現実的でした。

担当者の心境

お母様の思いと息子さんの事情が交錯し、私たちも話を進めることが非常に気が重くなるケースでした。お母様の「帰れるかもしれない」という希望が叶わない現実を知りながらも、所有権を持つ息子さんの要望に応える必要があり、双方の気持ちを尊重する方法を模索しました。


【葛藤を解消するためのアプローチ】

1. 感情に寄り添う

  • お母様には「思い出の家を手放したくない」という深い感情がありました。そのため、お母様の気持ちを丁寧に伺い、話を進める際もその思いを尊重する姿勢を大切にしました。

2. 売却後の具体的な提案

  • 息子さんとお母様の双方が納得できる形で、家の思い出を残す方法を提案しました。
    • 家の写真を撮影してアルバムに残す。
    • お母様が特に大切にしている家具や装飾品を施設に持ち込む。

3. 売却後の資金計画を明確化

  • 売却後の資金がどのように役立つのかを具体的に説明。
    • 施設費用の補填や息子さんの負担軽減など、お互いにとってポジティブな使い道を提案しました。

【解決に向けたポイント】

1. お互いの立場を理解する

お母様にとっての家の大切さと、息子さんの負担を軽減したいという現実的な考え方の両方を尊重することが重要です。

2. 感情的な対立を避ける

親子間で感情がぶつかると話が進まなくなることも。第三者として不動産会社が間に入り、冷静に話を整理することが効果的です。

3. 思い出を形に残す

家を完全に失うわけではないことを伝え、写真や大切な品を残すことで、お母様の不安を少しでも和らげる方法を考えました。


【私たちが学んだこと】

不動産売却は「物件を売るだけ」でなく、家族の感情や思い出を扱う繊細な仕事です。
特に今回のように、親子間で意見が対立するケースでは、話し合いと丁寧な対応が不可欠だと感じました。


【まとめ】

家族間での不動産売却は、価値観や感情の違いから複雑な問題が生まれることがあります。
私たち「ひたちハウス」は、親子間の葛藤に寄り添い、双方が納得できる形での解決を目指します。
実際に今回のケースでも、お母様と息子さんが最終的に合意できる形で売却を進めることができました。


お問い合わせ

不動産売却に関するお悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
家族の大切な思い出と、現実的な解決策を両立する方法を一緒に考えます。

心を込めたサポートでお手伝いします!

この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)

ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。

ひたちハスウ代表石川実似顔絵
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