賃貸物件で何を見る?不動産会社が教える「後悔しない物件選び」のチェックポイント【季節ごとのトラブルも紹介】

賃貸物件を選ぶとき、あなたは何を重視していますか?
家賃・間取り・立地・築年数……それももちろん大切ですが、**実際に住んでみて初めて気づく「盲点」**もたくさんあります。

私たちは、茨城県内で50件以上の自社管理物件を保有・運営している不動産会社です。
長年、実際に入居者様から寄せられた**「季節ごとのクレーム」**を見てきました。
本記事では、そのリアルな事例をもとに、「賃貸物件を選ぶときに本当に見るべきポイント」をご紹介します。


目次

目次

  1. 賃貸物件を選ぶときに見るべき基本ポイント
  2. 夏に多いクレーム事例|虫・アリ・湿気
  3. 冬に多いクレーム事例|寒さ・隙間風・結露
  4. 通年で多いクレーム事例|エアコン・水漏れ・音
  5. 不動産会社の「対応力」がその後を左右する
  6. 口コミ・Googleマップ評価の見方
  7. 賃貸が得意な不動産屋を選ぶべき理由
  8. まとめ|物件だけでなく「管理する人」も見よう

1. 賃貸物件を選ぶときに見るべき基本ポイント

まずは基本からおさらいです。内見時には以下のような点をチェックしましょう。

  • 家賃・共益費・更新料などの費用
  • 駅・スーパー・病院までの距離
  • 築年数・耐震性能
  • 間取りと収納の広さ
  • 日当たり・風通し

これらは「見ればわかる」項目ですが、見えにくいリスクが、実は一番重要です。
特に私たちが管理してきた物件では、季節ごとのトラブルが入居後の満足度を大きく左右することがわかっています。


2. 夏に多いクレーム事例|虫・アリ・湿気

夏場になると、最も多いのが虫に関するクレームです。

● 虫が出る(ゴキブリ・ムカデ・ヤスデなど)

築年数の古い物件や、田んぼや山林が近くにある住宅では、どうしても虫が出やすくなります。
換気口やサッシの隙間、古い床下から侵入するケースも。

● アリが出る

特に多いのが6〜7月。
室内に甘いものを放置していたり、外壁に隙間があるとアリが列をなして侵入することも。

● 湿気によるカビ

風通しの悪い部屋や、北向きの1階などは、夏でも湿気がこもりやすくカビの温床になります。

▶チェックポイント:

  • 周囲に田んぼや雑木林がないか
  • 換気口や窓のサッシに隙間がないか
  • 押し入れやクローゼットの中の湿気

3. 冬に多いクレーム事例|寒さ・隙間風・結露

冬になると、室内の寒さに関する相談が急増します。

● 寒い!エアコン効かない!

築古物件に多いのが、「断熱材が不十分」「窓がシングルガラス」「隙間風が入る」などの要因による室温の低下です。

● 隙間風が入る

ドアの建てつけが悪かったり、床や窓の隙間から冷気が入る場合があります。

● 結露によるカビ・水濡れ

外気温との差が大きいと、窓に結露が発生し、サッシや床が濡れるトラブルも。

▶チェックポイント:

  • 窓はペアガラスかどうか
  • 断熱材や防寒対策がされているか
  • カーテンや隙間テープなどで対応可能かどうか

4. 通年で多いクレーム事例|エアコン・水漏れ・音

季節に関係なく寄せられるのが、以下のようなクレームです。

● エアコンが効かない・壊れている

「入居後すぐに冷暖房が効かない」「古すぎて効率が悪い」といった相談が多くあります。

● 水漏れ・排水詰まり

シンク下の水漏れや、トイレの排水が流れにくいなど、配管の老朽化によるトラブルが目立ちます。

● 生活音・上下階の騒音

音のトラブルは近隣住民との関係悪化にもつながるため、特に注意が必要です。

▶チェックポイント:

  • 設備(エアコン・給湯器)の年式を確認
  • 水回りのにおいや排水スピード
  • 壁の厚みや防音対策の有無

5. 不動産会社の「対応力」がその後を左右する

賃貸物件は入居してからの対応が非常に重要です。
どれだけ良さそうな物件でも、「管理会社の対応が悪い」とトラブル時に大きなストレスとなります。

実際、弊社には「前の管理会社が対応してくれなかった」という理由で移ってきたお客様も少なくありません。


6. 口コミ・Googleマップ評価の見方

では、どうやって対応が良い不動産屋を見分けるか?
それが「Googleマップの口コミ評価」です。

以下の点をチェックしましょう:

  • 星の数(★4.0以上が目安)
  • 最新のクチコミが書かれているか
  • クレームに対して真摯に返信しているか

長く続いている会社=信頼されている証拠とも言えます。
物件を見るだけでなく、不動産屋の評判を見ることも大切です。


7. 賃貸が得意な不動産屋を選ぶべき理由

不動産会社にも「賃貸が得意な会社」と「売買が得意な会社」があります。
賃貸が得意な会社は、次のような特徴があります。

  • 自社で管理している物件が多い(弊社は50件以上保有)
  • 入退去の対応がスムーズ
  • 地元の事情に詳しい
  • クレーム対応のノウハウが豊富

逆に、売買専門の会社に賃貸の相談をしても「片手間」で対応されてしまうことがあります。
入居後のトラブルを考えたら、賃貸専門か管理経験豊富な会社を選ぶのが安心です。


8. まとめ|物件だけでなく「管理する人」も見よう

いかがでしたか?
賃貸物件選びでは、間取りや立地だけでなく、「季節ごとのリスク」や「管理会社の対応力」も見ておくことが重要です。

私たち、IIK株式会社では、茨城県内で50件以上の自社管理物件を保有しています。
入居者様からの声を活かしながら、日々改善を重ね、住みやすい環境を提供しています。

「虫が出る」「寒い」「水漏れがある」など、どんなお悩みにもすぐに対応できる体制を整えています。
もし賃貸物件をお探しでしたら、ぜひ信頼できる不動産会社にご相談ください。
あなたの理想の住まい探しを、全力でサポートします。

ひたちハウス(IIK株式会社)公式サイトはこちら

この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)

ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。

ひたちハスウ代表石川実似顔絵
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