茨城県日立市水木町の擁壁のある空き地を買い取りました

こんにちは、今回は茨城県日立市水木町にある空き地を購入した件についてお話しします。

この土地は、売主さんが「もう管理ができない」とのことで手放したいとお考えだったため、私たちの会社で買い取らせていただきました。実際、この土地にはいくつかの特徴があります。まず、土地には擁壁があり、坂道に位置しているため、駐車場は縦列駐車の形になります。以前はこの場所に家が建っていましたが、現在は空き地となっている状態です。

この土地の面積は44坪あり、住宅としても利用できる可能性はありますが、管理が難しくなったり、建物がなくなった状態で放置しておくと、草木が伸びたり、擁壁のメンテナンスが必要になったりと、管理がさらに手間になってしまいます。

売主さんがこの土地を早く手放したいと思ったのは、管理の負担が増えていくことが主な理由でした。特に、傾斜地であるため、土地のメンテナンスや駐車スペースの確保にも注意が必要です。

私たちはこのような状況の土地をスムーズに買い取ることで、売主さんの負担を軽減し、早く手放すことのメリットを最大限に活かすことができるようサポートしています。管理が難しくなった土地を長期間保有してしまうと、税金やメンテナンス費用が増えるだけでなく、売却のタイミングを逃してしまうリスクもあります。そうした意味でも、早めに行動して手放すことが大切です。

もし、同じように管理が難しい土地をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

擁壁(ようへき)は、土地に高さの差がある場所に建てられる構造物で、地盤の崩壊を防ぐために設置されますが、いくつかのデメリットがあります。以下に主なデメリットを挙げます。

1. メンテナンスの必要性

擁壁は長期間にわたり風雨や地震などの自然環境にさらされるため、劣化や損傷が生じることがあります。ひび割れや崩れが発生した場合、早急な修理や補強が必要で、その費用が高額になることもあります。特に古い擁壁の場合、安全性を保つために定期的なメンテナンスが重要です。

2. 再建築時の制約

擁壁がある土地に新たに建物を建てる場合、擁壁の安全性が建築基準法に適合しているかどうかの確認が必要です。安全性に問題がある場合、建物の再建築に影響を及ぼし、補修や改修工事が必要になることがあります。このような工事には時間とコストがかかることが多いです。

3. 隣地トラブルのリスク

擁壁が隣接する土地に影響を与える場合、土地の所有者間でトラブルになることがあります。例えば、擁壁が崩れて隣地に被害を与えた場合、補修費用や損害賠償の責任を負う可能性があります。隣地との境界にある擁壁の管理責任は、土地所有者にとって大きな負担となることがあります。

4. 資産価値の低下

擁壁の状態が悪い場合、土地の資産価値が低下する可能性があります。特に、購入者が修繕や補強の必要性を考慮すると、売却価格が低くなることがあります。また、擁壁が古くて危険性があると判断された場合、購入希望者が現れにくくなることも考えられます。

5. 地震リスク

地震が発生した際、擁壁は大きなリスク要因となります。地盤が揺れることで擁壁が崩壊する可能性があり、擁壁の崩壊が建物や隣接地に深刻な被害を与えることがあります。特に、耐震性能が低い古い擁壁は、このリスクが高いです。

以上のように、擁壁にはさまざまなデメリットがありますが、適切なメンテナンスを行い、法的基準に合致させることでそのリスクを軽減することができます。擁壁のある土地を所有する際は、これらの要因を考慮に入れ、長期的な管理計画を立てることが重要です。

この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)

ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハスウ、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。

ひたちハスウ代表石川実似顔絵
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