
不動産屋が本音で語る「正直キツい…」と思う家の特徴7選【でも、解決策はあります】

不動産屋をやっていると、
お客様からよくこんなことを言われます。
「この家、正直どうですか?」
「売れますか?売れませんか?」
そこで今回は、
普段はあまり表に出さない不動産屋の本音を、
あえて全部書きます。
テーマはズバリ、
「不動産屋が内心“これはキツい…”と思う物件」
先に言っておきますが、
キツい=売れない、ではありません。
ただし、
知らずに放置すると
時間もお金も一気に失う物件なのは事実です。
目次
① 再建築不可の物件
これは、不動産屋が最初に確認するポイントです。
- 建て替えできない
- 原則、新築不可
- 金融機関の融資が使えない
一般の買主は、ほぼ対象外になります。
それでも動くケース
- 現在の建物を使い切る前提
- 投資家・現金買い
- 買取業者
相談先を間違えなければ出口はあります。
② 接道がない・接道が微妙な物件
- 道路に2m以上接していない
- 道が私道で権利関係が不明
- 見た目は道だが、実は通路
これは売却時にかなり揉めやすいです。
不動産屋がキツい理由
- 説明が複雑
- 買主が不安になる
- ローンが通らない
ただし、
地元事情に詳しい業者なら解決策を持っている場合もあります。
③ 境界が不明・隣地と揉めそうな土地
- 境界杭がない
- 昔から「この辺」という感覚
- 隣人と話ができない
正直、不動産屋は身構えます。
なぜなら
- 売却後のトラブルが一番多い
- 裁判沙汰になることもある
現実的な対処法
- 測量してから売る
- 現況有姿で価格を下げる
- 買取で処理する
放置が一番ダメです。
④ 残置物が山ほど残っている家
いわゆる「丸ごと一軒分の荷物」。
- 家具
- 家電
- 仏壇
- 倉庫
- 農機具
正直、不動産屋はこう思います。
「片付け、誰がやる…?」
よくある勘違い
「売れたら片付ければいい」
→ 逆です。
片付けの目処が立たないと、話が進みません。
ただし、
- 買取
- 残置物込み売却
という選択肢もあります。
⑤ 未登記建物がある物件
これ、地方では本当に多いです。
- 増築部分が未登記
- 物置・車庫が未登記
- 建物自体が未登記
不動産屋が嫌がる理由
- 契約がややこしい
- 買主が不安になる
- 金融機関が嫌がる
でも現実は
- 登記すれば解決する
- そのまま売れるケースもある
経験がある業者なら普通に対応できます。
⑥ 農地・山林が絡んでいる物件
- 宅地+畑
- 宅地+山林
- 相続したが使い道不明
農地法が絡むと、一気に難易度が上がります。
不動産屋の本音
- 調べるのに時間がかかる
- 買主が限られる
- 行政とのやり取りが増える
とはいえ、
用途次第では“価値が出るケース”もあります。
⑦ 相続人の意見がまとまっていない物件
これは、物件自体よりも「人」の問題です。
- 兄弟で意見が違う
- 連絡が取れない
- 売る・売らないで対立
正直に言います
この状態では、
どんなに良い物件でも動きません。
先にやるべきは、
- 不動産査定
- 選択肢の共有
- 冷静な話し合い
不動産屋は「調整役」でもあります。
じゃあ、こういう物件は全部ダメなのか?
答えはNOです。
実際には、
- 再建築不可でも売れた
- 境界未確定でも買取できた
- 残置物山盛りでも引き取れた
こうしたケースは、普通にあります。
違いはただ一つ。
「その物件を扱える不動産屋かどうか」
不動産屋にも「得意・不得意」がある
これは業界の真実です。
- 新築・分譲が得意
- 賃貸だけやっている
- 相続・空き家・買取に強い
同じ物件でも、
相談先が違えば
答えは180度変わります。
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まとめ|キツい物件ほど、早めの相談が正解
今回挙げた7つの特徴。
どれか一つでも当てはまるなら、
「もう無理かも…」
と思うかもしれません。
でも実際は、
- 早く動いた人ほど
- 正しい相談先を選んだ人ほど
損をせずに手放しています。
一番やってはいけないのは、
「そのうち考えよう」と放置すること。
家も土地も、
放置すればするほど条件は悪くなります。
キツい物件だからこそ、
正直に話してくれる不動産屋に、
一度相談してみてください。
この記事を書いた人 石川実(ishikawa minoru)
ひたちハウス、IIK株式会社代表。
宅地建物取引士
空き家空き地の買取、リフォーム賃貸を手掛けるひたちハウス、出張買取販売「出張リサイクルショップ24時」など茨城県内地域密着でお客様の悩みを解決するべく様々な事業を展開。プロの目線で空き家、空き地の管理方法等を伝授します。







